身長を伸ばす方法特集!背が伸びるサプリなら大人でも伸びるって本当!?

低身長症の原因や治療法 目次

 

子供の成長について、みなさま、それぞれの色んな悩みをお持ちだと思います。
 
 
正期産(せいきさん)で生まれた子供でも「なかなか大きくならない」、「身長が思うように伸びない」と、不安に感じていらっしゃる方も多いと聞きます。
 
早産で生まれた子供は、もともと体が小さく成長も緩やかなスピードで育つことが多いですね。
 
 
どちらの場合も、
 
3歳を過ぎてからも身長が伸び悩み、正常範囲に満たさない場合、低身長症の可能性が出てくると言われています。 
 
 
子供が小さく、発育に不安をお持ちの方は一度検査をお勧めします。
 
 

ですがその前に、低身長症とは、どんなものなのか知っておきたいですよね。
 
低身長症の診断方法や原因と症状について、それから低身長症の治療法や検査費用など、知っておきたい情報を集めてみました。
 
 
目次
 
低身長症(SGA)とは?
 
低身長症の診断方法
 
低身長症の様々な原因
 
低身長症の症状
 
低身長症の治療法

 
低身長症の検査項目と費用
 

低身長症(SGA)とは?

 

 

 

低身長症と、一括りにしても色々なケースがあります。
 
出産時に小さく生まれたり、標準的な大きさで生まれたにもかかわらず成長のスピードが遅い、
 
あるいは急に止ってしまったりと、ケースは色々ありますが、
 
身長が平均曲線からかなり外れて低いと、低身長症と診断されることがあります。
 
 
※SGAとは「Small‐for‐Gestational Age」の略で、生まれた時の赤ちゃんの大きさが標準身長・体重と比べて小さい時に使われます。(子宮内発育不全とも言います)
 
 
出生時にSGAであったとしても、その中でもおよそ9割の子供は3歳までに正常な範囲まで成長が追いつくのですが、一割が標準の成長に届かず、低身長症の疑いがでてきます。
 
  (子宮内発育不全により低身長症を発症したケースをSGA性低身長症と言います)
 

低身長症の医学的な説明

医学的に低身長とされるのは、身長SDスコア−2.0SD以下と定められています。

 

※SDとは標準偏差(Standard Deviation)のことを言い、同性・同年齢の子供の平均の身長をグラフにしたものです。

 

このグラフのSD値の+2.0SDから−2.0SDまでを標準としています。

 

100人の同性・同年齢の子供がいる中で、低身長症の子供は2人〜3人ほどいるそうです。

 

次に詳しく低身長症の診断方法をご説明しますね。

 

低身長症の診断方法

上記にあるSD値で、低身長症の大まかな診断がなされます。

 

SDとよばれる標準偏差を表したグラフの曲線が、基準を下回っている場合

 

母子手帳にはかならずこのグラフがあり、子供の成長を記録できるようになっています。

 

この成長曲線が平均値よりも大きく下回ると、低身長症であると言えます。
(SD値で言うと−2.0SD以下が低身長症となります)

 

身長は標準値をクリアしていても、年間の成長が止まっている場合

身長が+2.0SDから−2.0SDの間にあったとしても、年間の成長が思わしくない場合、低身長症と診断されることがあります。

 

同性・同年齢の子供の年間成長率と比べて、−1.5SD以下の状態が2年以上続いている場合に低身長症の疑いがもたれます。

 

身長が明らかに平均より低い場合、または成長が2年ほど停滞しているようなケース、あるいはその両方がある時に、低身長症の診断がされるということになります。

 

もしお子様が3歳を過ぎて、成長グラフが平均よりも明らかに下回っていたり、身長の伸び率が、長期に渡って停滞している場合などは小児科を受診するようにしましょう。

 

低身長症の様々な原因

 

低身長症になる原因は一つではありません。

 

病気が原因で発症するケース、遺伝や環境などで引き起こされる場合もあります。

 

また、どのケースにも当てはまらない要因が見つからないような「特発生身長症」や「体質性低身長症」、「非内分泌性低身長症」など呼ばれるケースも存在します。

 

病気から低身長症を発症する場合があります

 

「成長ホルモン分泌不全性低身長症」…成長ホルモンの分泌がなんらかの影響で不足し、成長が止まってしまう場合を指します。

 

「甲状腺機能低下症」…甲状腺ホルモンにも身長を伸ばす働きがあります。先天性なものや疾患により、甲状腺の働きを低下させ成長を阻害する場合を言います。

 

「思春期早発症」…性ホルモンの分泌が早く始まり、成長を止めてしまうような場合にこう呼ばれます。

 

「SGA性低身長症」…冒頭でもお伝えしましたが、子宮内発育不全(お腹の中での発育が何らかの原因により遅れること)が影響し、身長を伸ばす妨げをする場合を言います。

 

・その他に、先天性の染色体異常により低身長が引き起こされるケースもあります。
(ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群など)

 

病気以外で低身長症を発症するケースでは次のようなものが考えられます

 

「遺伝」…両親のどちらかが身長が低く、それを遺伝したような場合。

 

「環境」…生活環境により身長の伸びや、成長を遅らせるような要因がある場合。
(偏食や食が細いなど、栄養面で偏りがある場合は成長に著しく悪影響を与えます)

 

低身長症の症状

低身長症となった場合、次のような症状が出る可能性があり、将来的に起こりうる不安も一部分ですがまとめました。(必ずこうなるというわけではありません)

 

性的成熟が通常よりも早く来たり、遅くなる可能性がある

低身長症になった原因によるものが大きいです。

 

「思春期早発症」…性的な成熟は早くなりがちになります。

 

「成長ホルモン分泌不全性低身長症」…性的な成熟は遅れる可能性があります。

 

性的成熟の目安

・男子では、9歳までに精巣(睾丸)が発育する、11歳までにヒゲが生えてきたり声変わりすることなどが目安になります。

 

・女子ですと、7歳6カ月までに乳房が膨らみ始めたり、10歳6カ月までに生理が始まることが目安となります。

 

・男子なら10歳前後、女子ですと8歳ごろに、腋毛や陰毛が生えてくることも目安の一部とされています。

 

※平均曲線の範囲で身長が伸びていても、このような早熟な症状が見られる場合は、小児科の受診をお勧めします。

 

身長が低いというコンプレックスに悩む

身長が低いことで劣等感を感じてしまい、うまくコミュニケーションをとることができなかったり、自分の容姿に自信を持つことが出来ずに殻に閉じこもってしまうケースがあります。

 

特に、男子が身長に対するコンプレックスを持ちやすく、時期的には思春期が一番悪影響を与える可能性があります。

 

成長に伴い、徐々に自己を肯定できる力を身につけ、コンプレックスを克服できるようになっていきます。

 

帝王切開をしなければならない可能性がある

低身長の女性は一般的に骨盤が小さい可能性が高いため、胎児の大きさや発育状況にもよりますが、正常分娩できないことがあります。

 

生活習慣病(動脈硬化・糖尿病など)になるリスクが高い

通常、成長ホルモンは成長期だけに分泌されるものではなく、分泌量こそ年々減り続けますが、ずっと分泌され続けます。

 

成長ホルモンは、成長を促進するだけでなく、代謝を促したり、動脈硬化になりにくくさせたりする役割もあります。

 

成長ホルモンの分泌が悪いことが原因で低身長になっている場合、成長ホルモンの分泌量が不足し、動脈硬化や糖尿病になりやすくなってしまう可能性が高くなります。

 

低身長症の治療法

身長が「−2.0SD以下」、または年間の伸び率が「−1.5SD以下」の場合、低身長症と診断されますが、必ず治療が必要であるとは限りません。

 

低身長症は原因不明なケースも多く、実際に治療が必要となる低身長症の方は、ごく一部で、診察を受けた方の約一割ぐらいとなります。

 

病気などが原因ではないと診断を受けた方は、そのまま成長の経過を見守るかたちになります。

 

成長ホルモン治療

現在、低身長症の治療としてもっとも多く実施されているのは、成長ホルモン治療となります。
低身長症となっている原因が成長ホルモンが不足して引き起こされている場合、この治療が有効です。

 

(例)「甲状腺機能低下症」が原因で低身長症が見られる場合、「甲状腺ホルモン」を投与します。

 

成長ホルモン分不全性低身長の場合は、治療の2~3年の間大きな成長の伸びをみせ、その後平均的な成長を示すようになります。

 

低身長がひどくなる前の治療が有効になりますので、気づいたら早めの受診を心がけたいですね。

 

【医療費助成制度を受けるためには】

成長ホルモンを投与する治療には、大変高額な費用がかかります。
成長ホルモン治療に対する判断基準を満たしている場合、保険診療が可能です。

 

・自己負担金額が所得課税額によって定められた金額を超えた場合は、高額医療費制度を使用することができます。

 

・小児慢性特定疾患での成長ホルモン治療の助成を国から受けるためには、それぞれの定められた条件を満たさなければなりません。
この助成制度は毎年更新手続きが必要になり、継続するための基準も設けられています。

 

条件に満たさないケースや、成人を迎えた場合、未成年でも身長が男子で156.4p、女子で145.4p以上に達した時点で助成はなくなります。

 

低身長症の検査項目と費用

小児科を受診するとどのような検査を受けるのでしょう。
詳しい検査項目とそれに伴う費用なども、まとめてお知らせします。

 

低身長症を疑った場合、どの科に相談すべき?

まずは、かかりつけの小児科で相談します。(成人の場合ですと内分泌科になります)

 

小児科で詳しい検査などができない場合は、紹介状を書いてもらい総合病院へ行くことになります。

 

かかりつけの小児科などをお持ちでない場合は、「小児分泌科」、「内分泌内科」がある総合病院を受診しましょう。

 

低身長症の検査項目はどんなものがある?

・身体測定をして低身長の程度を調べます。(成長曲線で身長のSD値をみます)

 

・骨年齢を判定し、血液検査をします。(成長ホルモンが不足していないかを調べます)

 

【低身長症と確定する必要な項目は?】

GH分泌刺激試験(成長ホルモン分泌刺激試験)

 

・インスリン負荷
・アルギニン負荷
・L-DOPA負荷
・クロニジン負荷
・クルカゴン負荷
・GHRP-2負荷

 

などの試験を二つ以上行い、成長ホルモンの分泌が不足しているかどうかを判断します。

 

検査の際に使用する薬による体調の変化を管理するためと、時間をおいて数回採血しなければならないことから、1日から数日程度の検査入院が必要になるのが一般的です。

 

骨年齢を判定

手首の骨をレントゲン撮影し、骨年齢を判定します。
(骨年齢 男子 17歳、女子 15歳まで)

 

性腺系ホルモン値の検査

・男子では、「テストステロン」などの性腺系ホルモン検査
・女子では、「LH(黄体形成ホルモン)」や、「FSH(卵胞刺激ホルモン)」などの検査をします。

 

染色体検査

ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群など、染色体異常が原因である可能性がある場合に検査します。

 

頭部のCTやMRI検査を行う

成長ホルモンを分泌する脳の下垂体の形に異常が無いかを調べるための検査や、腫瘍の有無などを調べるための検査をします。

 

検査、及び治療にかかる費用に保険は適用される?

低身長症における検査や治療に対して、健康保険が適用されます。

 

更に、公的医療保険も利きますので、かかりつけ医や自治体で問い合わせしましょう。

 

地方自治体によってさまざまな助成制度があります。
(例)「乳幼児医療費助成制度」や「子ども医療費助成制度」など

 

まとめ

低身長症に至る原因はさまざまで、いろんな治療や、生活習慣の見直しなどが必要になります。

 

いずれもなるべく早くからの対処が、低身長を軽減できる要となります。

 

3歳を超えてからも同世代の子と比べて小さかったり、1年以上も身長が伸びていないような場合は、迷わず小児科に相談してみましょう。

 

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